2023年8月にリリースした「マイナーペンタのレシピ〜ブルージィな5つのBOX編〜」。いつもワンパターンなペンタのフレーズが激変します。
コンテンツの紹介
(動画7本:1時間18分収録)
「まずは基礎から」
■マイナーペンタって他のスケールと何が違うの?
■5つのBOXってどういう意味?
■なんでそんなに1度を狙って弾くの?
■3度にこだわる理由はなに?
今更聞けないマイナーペンタにまつわる基礎を解説。正直この動画だけでアドリブの安定感がワンランク上がります。
「BOX1」
■1~3弦で1音チョーキング
このチョーキングを使いまくればペンタが一気に輝き出す。このBOXが王道として使われる理由がここなんです。
■セーハを使ったハーモニー
このBOXだからこそできる人差し指を使ったハーモニー。フレーズの立体感とエモさがより際立ちます。
■スライディングな♭5
スライドを使ってブルージィな香りを出す一押しテクニック。リズムにもキレが出てクオリティが激変します。
「BOX2」
■1音&1音半チョーキング
弾くだけでソロの温度が高くなる1音半チョーキング!BOX1からの流れで極める泣きの1音チョーキングもヤバい。。。
■SRV風味
このBOXだからこそできるレイヴォーン風味なフレーズ。弾いた瞬間「おぉ…めちゃくちゃカッコイイ…」確定です。
■BOX1に繋がるハーモニー
少しずつ低音に流れていくハーモニー。この流れはブルースではもちろんエモーショナルなバラードでも絶品。
「BOX3」
■1音&1音半チョーキング
1音チョーキングにクォーターを混ぜることでブルースが爆発します。名手ジョシュスミスの1音半テクニックも超オススメ!
■超使いやすい低音
歪んだサウンドとの相性が良すぎるヘヴィでロックなポジション。見なくても余裕で弾けるくらい使いやすさが最高!
■チョーキングからの♭5
♭5というブルージィな音にチョーキングを絡ますことで激アツの化学反応が。。。この組み合わせ、最強説。
「BOX4」
■1,2弦で1音チョーキング
BOX1に匹敵するほどの使いやすさと安定感が得られるチョーキング。アドリブで迷ったらここを連発するだけでOK!笑
■1弦からの2弦クォーター
ブルースで多用されるフィーリングですが、このBOX以外ではかなり弾きにくいという暴れ馬。ここに来たら使わない手はない…
■低音スキップ♭5
現代のブルースの名手が使う至極のフレージング。低音の♭5から一気にオクターブ上の1度にワープ!
「BOX5」
■1,2弦で1音半チョーキング
ブルースならではの雄叫びのようなフレーズ。王道のBOX1の隣にあるので、使う頻度はトップクラス!
■1音半トリル
荒々しさが一気に加速するターボエンジンなトリル。1音半チョーキングと絡めるとさらにワイルド感アップ!
■自由自在な♭5
ハーモニー、経過音、トリル、どんなフィーリングでも出せる魔法の場所。♭5を使い倒すならここ以外はない!
「全BOXで弾いてみる」
解説してきた5つのBOXと、各BOXそれぞれの武器を駆使して縦横無尽に弾きまくります。
BOXの考え方を知らない人には「ただ指板上を動きまくっている」としか見えませんが、ここまでレッスンを見てBOXを理解している人には、
■どのBOXを弾いているのか
■どの音を弾いているのか
までかなりスッキリと捉えられるはず!
「Blues Track」
テンポ別のブルーストラックを6種類完備!同じフレーズでも速く弾いたり遅く弾いたりすることで少しずつ形が変わるため、豊かなニュアンスが自然と身につきます。
■BPM:100
■BPM:120
■BPM:140
■BPM:160
■BPM:180
■BPM:200
ニュアンスの宝庫
今回のレシピを制作する過程で、改めて「それぞれのBOXの特徴ってなんだろう?」というのを考えてみました。
すると、今まで無意識で使っていたフレーズやテクニックが、実は5つのBOXとしっかり連動していることに気がついたんです。
ギターは同じ音がいろんなポジションで出せるので、人差し指で押さえる事もあれば薬指の時もある。人差し指であればビブラートがかけやすいし、薬指であればチョーキングがやりやすい。
もうこの段階で同じ音だとしても「ニュアンス」が全く違うんです。このニュアンスこそがフレージングに最も重要な事で、そのニュアンスの引き出しを一気に広げてくれるのが「5つのBOX」なんです。
今回それぞれのBOXにつき3つの武器を紹介しているので、スケールを漫然と弾くのではなく、武器を意識しながら弾いてみてください。
マイナーペンタの新しい扉がガチャリと開きます。